こんにちは。Charaです。
今回はS22で初のレート2000を達成することができた受けループを公開します!
レギュHの受けループについて
レギュGと打って変わって全体的なパワーが落ち、受けループがキツい炎オーガポンや水ウーラオスなどのポケモンがいなくなった。だから、最初は受けループが最強なのではないか、と考えていた。しかし、蓋を開けてみると以外と戦い辛く、受けループ特有の運要素や見えないところからの奇襲が多かったため、レートが思うように上がらなかった。
コンセプト
・環境にいるパーティ(ガチカイサーフ、トリル展開、サイコフィールド展開、雨パ)に勝てるようにする
・あらゆるサザンドラに勝てるようにする
・不利構築にも明確な立ち回りと対策を考えて抗えるようにする
・受けループミラーと相手のグライオンに負けない
構築経緯
最強の並びグライハピラッシャ@3という並びは確定していた。だから、その@3の部分に何を入れるかというのが、この構築の重要なところである。
その@3の部分には、受けループがキツいポケモンに抗えるポケモンが良い。そのときに、受けループがキツいポケモンを考えると、
①相手のサザンドラやジャローダ
②キョジオーンやキノガッサなどの受けループに有利なポケモン
③鉢巻マスカーニャや飛行テラバカイリュー
④原種ガチグマ
この4つが挙げられた。
正直、④の原種ガチグマは切ってもよい(立ち回りでどうにかできるのと、伝説環境よりもいないため、枠を割くのが無駄)と考えた為、今回は、どんなジャローダにもある程度抗える鋼テラス大地ラウドボーン、あらゆるキョジオーンやキノガッサに強い飛行テラス隠密サーフゴー、あらゆるサザンドラに対面で勝つことができるチョッキアシレーヌという3体を入れることで構築が完成した。
個体紹介
テラスタイプ:鋼
陽気
179(228)-115-153(60)-×-95-157(220)
守る 身代わり 毒毒 叩き落とす
H…8n+3で総合耐久意識
B…余り
S…最速コノヨザル抜き
レギュGからの相棒。
相変わらず、理不尽なみがまもループはハマったら最強であった。技は、まもみが確定の毒毒もほぼ確定している。そして、ラストの技には今回は地震ではなく叩き落とすを採用した。
・叩き落とすの採用理由
なぜ今回叩き落とすを採用したのか、それはグライオンがキツい飛行テラス爪サーフゴーやへの回答である。本来、爪サーフゴーには飛行テラスをされると何もできず、20%の確率でワンパンされてしまう。しかし、叩き落とすがあると、爪を叩いてしまうことで、相手はまもみがループへとハマってしまう。しかも、叩き落とすという技は強すぎて、マスカーニャの鉢巻を叩くことで悪テラ意地特化叩き+トリックフラワーをポイヒ+2で受け切ってしまう。さらには、相手の初手のグライオンが守ってこなければ、毒毒玉を没収できて、一生回復できなくなる為、easy winすることが出来た。他にも、ここには書ききれないほどの強さがある。これが今回採用した理由だ。
・テラスタイプについて
途中まではカイリューやガブのスケショ、逆鱗やドラテを無効にできるフェアリーテラスを採用していたが、あまりにも鋼テラスの方が耐性が優秀だった為、今回は鋼テラスとした。
テラスタイプ:悪
穏やか 333(20)-27-55(196)-96(4)-198(196)-87(92)
火炎放射 投げつける 瞑想 卵産み
H…グライハピラッシャミラー意識の20振り(みーんな335まで降ってたので意味なし)
B…アシレーヌ、ママンボウのクイックターンのダメージが大きく変わるライン
C…余り
D…11n最大値
S…無振りアシレーヌ+7、無振りラウドボーン+1、無振りアーマーガアと同速、大体の挑発ガチグマ抜き
対特殊受け最強。
今回はラッキーではなく、ハピナスを採用した。
技はサーフゴーや鋼テラスサザンドラへのテラスをしなくても強い打点の火炎放射、トリック受けや毒針投げつけるでのテンポを取る為の投げつける、相手の特殊を詰ませる瞑想、最強回復技の卵産みという4つになった。
・ラッキーではない理由
①全体的な火力が下がった
伝説環境は火力のインフレが凄まじく、ハピナスでは受け切れないようになっていた。しかし、今は全体的な火力が下がった為、使いやすくなっていた為採用した。
②トリックへの回答
レギュHはサーフゴー、イエッサン、マスカーニャなどなど、かなり多くのポケモンがトリックをしてきた。そのとき、ラッキーだと、輝石を取られてしまい、ハピナスよりも耐久力が下がってしまう。
この2つが今回採用した理由だ。
・テラスタイプについて
この環境はディンルーなどの強い悪タイプのポケモンが消えたことにより、エスパー技の通りがよい環境になっていた。だから、サイコショックやルミナコリジョンを無効に出来る、悪テラスを採用した。
ヘイラッシャ@食べ残し 天然
テラスタイプ:フェアリー
腕白
257(252)-121(4)-178(212)-×-88(20)-58(20)
地割れ 雪雪崩 守る 眠る
H…最大
A…余り
B…出来るだけ高く
D…vsサーフゴー意識
S…同族意識
言うまでもなく最強ポケモン。
説明不要まである。技は不利構築などに抗える地割れ、カイリューへの打点の雪雪崩、残飯の回復量を稼げたり、相手の行動を見ることが出来る守る、超回復技の眠るという4つになった。
・テラスタイプについて
カイリューやガブの鉢巻逆鱗やスケショを無効に出来るフェアリーテラス一択。
テラスタイプ:鋼
図太い
211(252)-72(個体値0)-165(236)-131(4)-97(12)-87(4)
フレアソング 大地の力 鬼火 怠ける
H…最大
B…11n最大値
CDS…余り
中々気に入ってる枠。
ジャローダに抗えたり、物理ポケモンに鬼火を入れたりといい仕事が出来るポケモンだった。技は、身代わり貫通かつ火力アップ目的のフレアソング、炎、岩テラスジャローダへの打点の大地の力、物理ポケモンへ打つ為の鬼火、最強回復技の怠けるの4つになった。
・テラスタイプについて
ジャローダの岩テラバ、カイリューの鉢巻飛行テラバカイリューを半減に出来る鋼テラスとした。
・持ち物について
本当はこいつをキョジオーン受けとして使おうとしていた為、隠密マントを持たせていたが、ステロや毒びしがテラスを切らないと辛かったので、単体スペックを高める為に今回は厚底ブーツを採用した。
サーフゴー@隠密マント 黄金の体
テラスタイプ:飛行
図太い
191(228)-58(個体値0)-154(196)-153-122(84)-104
ゴールドラッシュ シャドーボール 悪巧み 自己再生
H…最大
B…11n最大値
D…余り
対キョジオーン受け最強。
上にも書いた通り、最初は隠密ラウドボーンでキョジオーンを受けるようにしようとしていたのだが、
①ステロや毒びしが痛かったこと
②構築がキノガッサ重めだったこと
この2つの加味して、今回の採用と至った。流石は使用率2位なだけあって、受けポケモンではあるのだが、悪巧みを積んでゴールドラッシュなどで、攻めポケモンにもなれる、まさに最強ポケモンだった。技は、最大打点のゴールドラッシュ、安定打点のシャドーボール、キョジオーンを殺す為の悪巧み、最強回復技の自己再生の4つとなった。
テラスタイプ:水
控えめ
187(252)-84-94-187(188)-145(68)-80
ムーンフォース 泡沫のアリア クイックターン アクアジェット
H…最大
C…11n最大値
D…余り
・ダメージ計算
臆病特化眼鏡鋼テラスサザンドラのラスターカノン×3を85.4%で耐え
+2臆病特化鋼テラスサザンドラのラスターカノン確定3発(控えめなら94.6%で2耐え)
対サザンドラ受けかつ攻めポケモン。
基本サザンドラ入りにしか投げない。こいつのお陰でどんなサザンドラにも対面で勝つことが出来た。回復ソースはないが、「サザンドラに対面で勝てる」ということが非常に強かったので、今回は採用した。というよりかは、サザンドラを倒して3:2の状況を作ってしまえば、裏のポケモン達で詰めていけると思ったので、回復技は必要ないかな、と思った。ただ、泡沫のアリアは相手の火傷を直してしまう為、注意が必要。技は、安定打点かつCダウンも狙えるムーンフォース、身代わり貫通、激流補正が乗るととてつもない火力が出る泡沫のアリア、対面操作のクイックターン、先制技のアクアジェットの4つとなった。
・テラスタイプについて
サザンドラのラスターカノンでDダウン引いたときに半減にする為、打点を伸ばす為、といった2つの理由から、今回は水テラスを採用した。他のテラスでしっくりくるものが見つからなかったので、これで良かったと思う。
選出
・受けループの選出について
受けループは物理受け×2、特殊受け×1という選出が何より大事。
・基本選出
グライハピラッシャ
これ投げとけば間違いはない。
・ジャローダ、アーマーガア入り
ラウドボーン@2
・キョジオーン、キノガッサ入り
サーフゴー@2
・サザンドラ入り
アシレーヌ@2
・原種ガチグマ
展開不利を取ってしまうとキツい。しかし、グライオンが陽気特化+2根性草分けを鋼テラスをすると身代わりが確定耐えする(意地っ張りだと、62.5%で耐え、仮に割れても準速ガチグマはS+1でもグライオンを抜けないので、まもみがループへハメられる)ので、それでまもみがループへ入れてしまえば勝てたので、余り困らなかった。
・悪テラ挑発ジャローダ
ちょっとキツい。ラウドボーンがテラスしても等倍な為、受け切ることが非常に難しい。
・毒テラ身代わり瞑想ノイズアシレーヌ
無理。交代側に地割れかテラスしてこないやつにグライでテラス毒毒打つしかない。
・宿木身代わりマスカーニャ
初手身代わりされたら終了。宿木避ければいける。チオンジェンかよ。
その他鉢巻マスカーニャや鉢巻飛行テラバカイリューなどキツいポケモンはいるが、プレイングでどうにかしていた。
結果
TN バイオレット 最終2009 71-33
TN アオイ 最高1904 最終1887
レンタルチーム
(レギュHが終わるまで公開しておきます)
最後に
途中メインロムが7000位まで下がったり、うまいこと波に乗れずにズルズルレートが溶けていったりと、「このゲームおもんないな」と思っていたのですが、無事にレート2000という、自分の大きな目標の1つが達成できて嬉しいです。
ただ、最後なのではっきり言います。
レギュHの受けループは弱いと自分は考えています。
その理由は主に3つあります。
①ヘイラッシャが動かし辛い
ヘイラッシャは、伝説環境と違ってどこにでも投げられるポケモンではなくなってしまいました。そもそもヘイラッシャが一番強かった伝説環境は、コライドンやザシアンの伝説ポケモンのストッパーかつ、他の物理受けにも強い、さらには地割れの通りがかなり良い、といったプラスな環境でした。ただ、今は、ハバタクカミがいなくなったせいで、特殊で殴るポケモンが爆増し、ヘイラッシャがどこにでも投げられるポケモンじゃなくなっているという理由で、自分はレギュHのヘイラッシャは弱いと思っています。
②メタが多すぎる
霊テラ渦サザンドラや宿木身代わりマスカーニャ、ボディプレス暁ガチグマなどといった意識外から飛んでくるメタに勝てないというところがあります。さらに、それらを対策しようとしても枠が足りない、選出が足りないといったことが起こり、そういう点でも受けループは動かし辛いな、と全体を通して感じました。
③テラスタルの噛み合い
よく、Twitterで「サザンアシレ対面テラス切ってこないんだけど!?」(過去の自分のツイート)といった意味不明なプレイングをされるケースがあります。毒毒押せるターンで避け→毒テラスや対面で地割れを一回打たせてから飛行テラスなどといったことはシーズン中よくありました。正直これは、受けループだけの問題じゃないし、ずっと前からこの問題はありました。ただ、この環境はそれがいつもよりも多すぎるという問題があります。それはこのゲームの最悪な部分だと思っているのでもう諦めています。
以上3つが受けループが弱い原因かな、と自分は考えています。なので、来期からは受けループは使いたくないな、と思っていました。が、orionさんが3位を取っているのを見て、自分の心に火が着いてしまったので、レギュHは受けループを擦り続けようかな、と思っています。
これからももっと上を目指せるように頑張りますので、応援していただけると嬉しいです。長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
最後にひとつ言わせてください。
最終日に公開配信するな。